今日のフローライト

趣味で加工したフローライトの紹介です|ω・`)ノ

原石からカボションを作ろう その6

今回は研磨剤を使用した仕上げ磨きをします。
手磨きでも出来ますが、せっかく切断・成形でミニルーターを紹介したので、ミニルーターを使用した仕上げ磨きをしてみます|∀・)ノ

使用する道具
○水
○水を入れる容器
○水を拭う雑巾などの布
○机に敷くシート
 まな板シートやプラスチックの下敷き
○磨き用の布・革
 今回はフェイクスエードの布とセーム革
 を使用しています。
○ミニルーター
○防塵マスク
○保護メガネ
○フェルトポイント(3本)

○研磨剤は前回紹介したモノタロウのダイヤモンドペースト(#8000、#14000、#60000)です。

研磨剤に含まれる成分は粒子が細かく吸い込むと健康を害する恐れがありますので、手磨きでも防塵マスクをしましょう。

ミニルーターを使わず手磨きで仕上げる場合には、布に研磨材を塗りつけて石を擦り付けたり、包んで揉むように擦って磨いて下さい。


それでは、ここからミニルーターで磨く場合の手順です。
防塵マスクと保護メガネは必ずしましょう。
(`・ω・´)ゼッタイ
机が汚れないようにシートを敷き、その上で作業していきます。
フェルトポイントのフェルト部分を水に浸けて濡らします。
フェルトに水を含ませたら滴が垂れない様に軽く布で拭って下さい。

フェイクスエードの布の上にに#8000の研磨剤を少量出します。
そこへ水を含ませたフェルトポイントを擦り付けるようにして先にまんべんなく研磨剤を塗りつけます。
ねりからしみたいな色が着いているから塗れた所が分かりやすいですね。
(ネリネリ

布に付いた研磨剤も後程無駄無く使いますので布は捨てないで下さい。

布の上に石を置いて手で押さえ、ミニルーターの回転速度は低速で磨いていきます。
石はつるつるでよく滑るので、手で持ち上げて磨くと吹き飛んでいく可能性が非常に高く危険です。
机にしっかり押さえ付けて手が滑って石が飛ばない様に気を付けながら低速で磨きます。

側面も手でしっかり押さえながら磨きます。

底面は布に付いた研磨剤に擦り付けて手磨きしましょう。
(ゴシゴシ

水ですすいで雑巾で拭ったら#8000完了です。


#14000のペーストで同じ様に磨きます。
#14000完了↓


#60000のペーストで同じ様に磨きます。
#60000完了↓


最後にセーム革で乾拭きして完成です!


今回使用したモノタロウのダイヤモンドペーストは色が着いていて番手が分かりやすく作業がしやすいのですが、磨くものによっては研磨剤が染み込んで色が残ってしまう場合があります。
色の白っぽいものや、研磨剤が染み込みやすい多孔質の石などは、前回紹介した無色の研磨剤を使用した方がよい場合もあります。



フローライトの手磨き、このブログをみて挑戦してみようと思って頂けたら嬉しいです。
フローライト以外の石磨きも手順は同じです。
石の硬度が高くなるにつれて時間も掛かり難易度が上がりますが、硬度6くらいまでならこのブログで紹介した手磨きの方法で綺麗に仕上げられると思います。
それ以上は上級者向け、もう少しつよつよな機械の力を使った磨きになってくるかな~という感じです。
健康第一&安全第一で石磨きライフを楽しんで下さいませ。

フローライト ヨシ!

原石からカボションを作ろう その5

今回も前回に引き続き耐水サンドペーパーを使用してフローライトを手磨きします|∀・)ノ
#3000までサンドペーパー掛けが完了したら、仕上げ磨き用の道具と研磨剤を紹介します。


それでは今日も張り切っていってみましょう!
( ゚∀゚)o彡°
前回に続き、#1000から始めます。
4桁の番手に突入すると、石が削れる感じは殆んどしなくなり、磨き作業という感じになってきます。
手元をずっと見続けている必要もなくなるので、テレビやなんかを見ながらでも作業できちゃいますね。
それでも根を詰めすぎると首を痛めたり肩こりや腰痛や腱鞘炎になったりするので、適度に休憩やストレッチを挟むことをおすすめします(`・ω・´)b

#1000完了

#1500完了

#2000完了

#2500完了

#3000完了

デスクライトがくっきり映り込むくらいつるつるになりましたね!


サンドペーパーでの手磨きが全て完了したら、研磨剤を使って仕上げ磨きをします。
研磨剤も色々あって何を使おうか悩むところですよね。
ここで石の手磨きに使われがちな研磨剤をいくつかチラッと紹介します。


画像はチューブが金属用の研磨剤でお馴染みピカール、白い粉はガラスの研磨剤で使われる酸化セリウムです。

ピカールケアーはクリーム状ですので、そのまま布や革につけて磨きます。

酸化セリウムは少量の水を加えて布や皮、柔らかい木の板につけて磨きます。
私が酸化セリウムを使う時は、カマボコの板につけてゴシゴシこすってます。
なかなか使いやすくて良いですよ|ω`)

ダイヤモンドパウダー↓

水や油を加えて布や革につけて磨きます。
サンドペーパーと同じように粗さの番手があります。


さて。今回私が使うのはモノタロウのダイヤモンドペーストです。
サンドペーパーと同じように粗さの番手があります。

番手ごとに色が違うのでわかりやすく、水性のペースト状で扱いやすいです。
この3種類の番手を使用します。↓

#8000、#14000、#60000です。

あとは机が汚れない様に濡れても大丈夫なシート。
プラスチックの下敷きやまな板シートが使いやすいですよ。
水、水を入れる容器、水を拭う布と磨き用の布か革。
画像のはフェイクスエードの布とセーム革です。


そしてせっかく切断・成形でミニルーターに触れたので、ミニルーターを使用した仕上げ磨きをやろうと思います。
ミニルーターと必要な先端工具は、フェルトポイントです。

3種類の番手のダイヤモンドペーストを使用するので、フェルトポイントも3つ必要になります。

そしてミニルーターを使用する時は必ず保護メガネと防塵マスク。
(`・ω・´)ゼッタイ!


では、次回はダイヤモンドペーストを使用した仕上げ磨きです。

仕上げはおか~あさ~ん♪
…じゃなくて自分でやります。
\(´・ω・)و エイ エイ オー!

原石からカボションを作ろう その4

今回は成形したドイツ・シュヴァルツヴァルト産フローライトを手磨きしていきます|∀・)ノ

成形したフローライトのどアップ(ババーン!

アップにすると表面が意外とでこぼこしていますよね。

まず乾いた状態のままダイヤモンドヤスリで目立つ出っ張りを削って滑らかにします。
スルン…

画像の赤い矢印の所に注目です。
(〈●〉ω〈●〉)
ココをこのまま磨いていくと、角か鋭くなって欠けやすいので面取りをします。
煮物のお野菜と一緒ですね。

ダイヤモンドヤスリをこんな感じの角度で当てて、石を回しながら削っていきます。

こんな感じで角が取れました↓


次に水で濡らしながら耐水サンドペーパーをかけています。
磨き中は手を伝って水が服に垂れるのでエプロンをしておくと良いですよ。
机が濡れないようにトレイの上で作業をします。
今回私が使用する耐水サンドペーパーの番手は#240→#320→#400→#600→#800→#1000→#1500→#2000→#2500→#3000の10枚です。
では、 一番番手の若い#240から張り切っていってみましょう!
( ゚∀゚)o彡°

#240はダイヤモンドヤスリと同じくらい石が削れていきます。
磨きというよりは成形の続きといった感覚で、全体のバランスを確認しながら形を整えつつ表面を滑らかにしていきます。
面取りした所にも忘れずにサンドペーパーをかけてくださいね。
#240完了↓

続いて順番を間違えない様に番手を上げて磨いていきます。
気になる所が有れば前の番手に戻りやり直しましょう。
#320完了↓

#400完了↓

#600完了↓

#800完了↓


5枚のサンドペーパーがけを完了し、ちょうど折り返し地点ですね。
水に濡らして見ると、かなり表面が滑らかになって透明感が出てきました。
指の腹にフローライトから青い光りが差しています。
なかなか良い感じです(・∀・)


次回は残りの番手をサンドペーパーがけしていきます。
特に書く事も無く、ひたすら番手ごとの完了画像を貼っていくという地味な感じになると予想( ˘ω˘ )

原石からカボションを作ろう その3

一回が思いのほか長いつるつるカボションへの道、今後の工程はサンドペーパーで磨く→ダイヤモンドペーストなどの研磨剤を使った仕上げ→完成!
…の予定です。

さて今回は、サンドペーパーでフローライトを手磨きするのに必要な道具の紹介です|∀・)ノ

材料は引き続きドイツシュヴァルツヴァルト(黒い森)産のフローライト↓

サンドペーパーで手磨きする作業も、石を水に濡らしながら作業していきます。

使用する道具
○水
○水を入れる容器
○水を拭う雑巾などの布
○油性マーカー
○濡れても大丈夫な浅型のトレイ
私は100円均一ショップに売っているキッチン用の金属トレイを使っています。
プラスチックのおぼんなんかでもOKです
○ダイヤモンドヤスリの平タイプ
これも100円均一ショップでも売ってたりしますね。

そしてサンドペーパー(紙ヤスリ)。
水につけて使いますので「耐水」タイプのサンドペーパーです。


「耐水」と書いてあるものを購入しましょう。

サンドペーパーには番手という粗さを表す番号があります。
番手が小さい方が粗く、数字が大きくなるにつれて細かくなっていきます。

私が今回使用する耐水サンドペーパーの番手は#240→#320→#400→#600→#800→#1000→#1500→#2000→#2500→#3000の10枚です。
なぜこの番手のラインナップかというと、うちの近くのホームセンターに置いてあるサンドペーパーがこれだから。
ホームセンターが好きだからー!(。>д<)
番手のラインナップはメーカーによって微妙に異なりますが、目安としては次の番手に移る時に現行の番手の数字の倍以下の番手になるように選び、#200番代~3000番代までを揃えて下さい。

ちなみに何故200番代以下のサンドペーパーは使用しないかというと、前回成形で使用したダイヤモンドカッターやダイヤモンドビット、今回用意したダイヤモンドヤスリより粗いからですね。
また荒らす気かこんにゃろめ!
帰ぇれ!帰ぇれ!しっし!


一枚まるまるだと大きすぎるので、手のひらに収まるくらいのサイズに切ります。
サンドペーパーをハサミで切ると刃が削られて傷むので、サンドペーパーを嗜む者としては手で破って千切りとるのがお約束なのですが、一度に大量のストックを作る場合にはサンドペーパー専用にハサミをひとつ買うと良いですね。
もちろん傷んでも惜しくないように100円均一ショップのでOK(・∀・)d

サンドペーパーの裏面には番手の数字が入っているのですが、小さく切ると番手が入ってない「お前はいったい何者だ!?」なやつが爆誕してしまいます。
磨く番手の順番を間違えるとえらいこっちゃなので、記憶が無くなる前に油性マーカーで書いておきましょう。

こんな感じに出来ました↓

今回磨くフローライトの大きさは直径14mm、高さ9mmくらいですが、これくらいならこの手のひらに収まるサイズを番手ごとに各1枚ずつで十分磨く事が出来ます。
なんならお釣りがくるくらい。

…お釣りってなんだよこのやろう!
つまり同時に同じくらいの大きさのフローライトをもうひとつ磨いちゃう事もできますって事が言いたかっただけですごめんなさい(´;ω;`)
一回使用したサンドペーパーも、擦りきれていなければまた使えるので乾かして保管しておき、再び使用する事も出来ますよ。


次回は今回紹介した道具を使用してドイツ・シュヴァルツヴァルトのフローライトを磨いて行きます。

シュヴァ シュヴァ てみがき
シュヴァ シュヴァ てみがき
グリグリ シャカシャカ
シュヴァシュヴァー♪

原石からカボションを作ろう その2

今回は原石をミニルーターを使用してフローライト原石を切断します。
切断する原石はドイツ・シュヴァルツヴァルトのフローライトです。

ここで石の硬さのお話を少し。
フローライトは、モース硬度という鉱物の硬さを1~10に分けた尺度で言うと「硬度4」の石になります。
モース硬度の数字が高くなるほど硬く、バリ硬の硬度10はダイヤモンド。
フローライトの硬度4というのはナイフの刃や釘の先端で簡単に傷をつけることができるくらいの固さです。
加えて、フローライトの特徴として「劈開(へきかい)」があります。
劈開は鉱物が一定方向に規則正しく割れやすい性質です。
つまりフローライトは柔らかく削りやすい反面、傷つきやすく割れやすい繊細な石なんですね。
これらの特徴をふまえて、出来るだけ無駄なく良いルースに加工していけたらと思います|∀・)ノ


原石を光に透かしてインクルージョン(内包物)や劈開しそうな所を見て、カットする位置を決めます。
まず赤い点線部分をカットしたいと思います。


今回は室内で作業をしますので、防塵ボックスを使います。
うちで今使っているのはこちら↓
NISSHIN(ニッシン)クリーンボックス モバイル
[楽天] https://item.rakuten.co.jp/seaforce/146550/?scid=wi_ich_androidapp_item_share #Rakutenichiba

めちゃめちゃコンパクトに仕舞えます。
そしてこの取っ手がモバイル((キリッ

前面が切断した時の白い飛沫で石汁ブシャー!!となっているのがおわかりいただけると思います。

こんなもん直で食らったら一瞬で顔がバカ殿状態ですね。

あと、手を入れる穴の部分にビニールのビラビラが付いているのですが、これが有ると無いでは粉の漏れ方が全然違ってきます。↓

無いタイプの防塵ボックスの場合はビニールのテーブルクロスなんかで自作して張り付けると良いですよ。
私も無いタイプのを使っていた時にやってました。
なんならプラスチックの収納ケースとか透明の下敷きとかを組み合わせて防塵ボックス自体を自作しちゃうという手もありますね。
透明なのは前面の窓だけで良い訳ですしね。


では、防塵マスクをして集塵ボックス内で作業をしていきましょう。
私は手袋はミニルーターの回転に巻き込まれてかえって危険なのでしません。
髪の長い方は髪も巻き込まれないようにしっかり束ねたり帽子に入れたりして作業してくださいね。

水入れ用の容器に水を入れ、石を水につけて濡らします。
ダイヤモンドカッターディスクの縁の部分を
カットしたい部分に当ててカットします。
一気に切ろうとせず、切り口が乾いてきたら石を水につけ、少しずつ溝を深くしていきます。
石が濡れていない状態で切ると摩擦で熱を持ったり、粉が大量に舞うので小まめに濡らします。
石を回転させ表裏左右の各方向から溝を深くしていき切り落とします。

切れました(・∀・)↓

次にカットした面をダイヤモンドカッターディスクの平らな面に押し当てながら回転させ、石の切断面を平らにします。
断面を見ていい感じだったので、この平らな面をカボションの底面にしようと思います。

底面の対面がトップ面になりますので、トップ面もカットしてまず同じ様に平らにします。

底面とトップ面が決まったら、側面をカットし削っていきます。
今回の石はラウンドのカボションに出来そうです。

横長の石は楕円形のオーバルに、三角形や四角形もアリりです○△□
ただ、角は欠けやすいので丸く曲面になる様にRをつけます。

石が小さいとダイヤモンドカッターのディスクに切削する部分が隠れて作業しにくい場合があります。
そういう時にはダイヤモンドビットを使います。

太さが色々ありますが何本も買いたくないからとりあえずまず一本!というなら細いのものを買っておくと良いですね。
大まかな切削はダイヤモンドカッター、細かな切削はダイヤモンドビットという感じです。

トップ面を丸くしてこんな感じになりました↓

横から見るとこんな感じ↓

手の甲に乗せてみると左右のバランスが見やすいので厚みや曲面が歪になっていないか確認しましょう↓

これで紙ヤスリ(サンドペーパー)で手磨きする前の成形は終わりです。
ここまでの作業時間はだいたい30分位でした。
ミニルーターには定格使用時間に制限がある場合がほとんどです。
このブログで使用しているプロクソンのミニルーターは定格使用時間15分です。
ついつい夢中になって回しっぱなしにしてしまいそうですが、機械が熱を持ってきたら電源を切り、お休みさせてあげましょう( ˘ω˘ )…zZ


ここまでの工程をルーターを使用せず、ダイヤモンドヤスリを使って手作業で削り落としたり、荒いサンドペーパーですりおろす様にして削っても時間は掛かりますが不可能ではありません。
とにかく成形できたら次回はサンドペーパーで手磨き開始!
使用するサンドペーパーや研磨剤、必要な道具の紹介から始める予定です。
て・み・が・き・じょ~ずかなぁ~あ~♪

原石からカボションを作ろう その1

脛椎を痛めてからフローライト磨きは休みがちになり、詳しくブログを書くと言っておなきながら書く書く詐欺状態でしたが、今回から何回かに分けて「原石からつるつるのカボションになるまで」の道具や工程をちゃんと書いていきたいと思います|∀・)

今回は原石から紙ヤスリで手磨きする前の成形までに使う道具の紹介です。

使用する原石はこちら。
ドイツのシュヴァルツヴァルト(黒い森)のフローライトです↓

これをそのまま表面をつるつるに磨けばタンブルになる訳ですが、カボションルースにするには切断してルースにできる部分を切り出していかなくてはいけないですよね。


そこでミニルーターの登場です。
ミニルーターとは小さなドリルで、これひとつあれば先端の工具を交換する事により切断・削り・穴あけ・大まかな磨きまでがなんとか出来ちゃう機械です。
私が使用しているルーターはこちら↓

プロクソンというメーカーのミニルーターです。
(プロクソン/proxxon ミニルーター MM5012Vトランス付)
ネットショッピングを見てみると価格はだいたい7000円ちょいくらいから。
「あっ!同じのがもっと安い!?」というのがあってもトランス(電源につなぐ黒い箱)が付いてなかったw…という場合がありますのでご購入の際にはお気をつけくださいね。
もっと安いミニルーターも売っていますが、安いものだと石を切断するにはパワー不足だったりするのでこちらくらいのものがお勧めです。
でも私も最初は3000円くらいの安いのでやっていました。

プロクソンのルーターは工具を付ける部分→ドリルチャックがひとつで幅広いシャフト軸サイズ(径0.5〜3.2mmまで)に対応できるので便利です↓

今回使用するルーターの先端につける工具。
ミニルーター用のダイヤモンドカッター↓
(縁だけでなくほぼディスク全体にダイヤモンド加工があるもの)

切断と平面の切削に使います。
マンドレールという金属の棒状の軸(シャフト軸)にディスクを挟める様になっているので、ディスクが磨耗したときはディスクだけを交換できたりしますし、またシャフトが変形したときはマンドレールだけ交換したりとマンドレカンドレしたりカンドレマンドレして使えます。

ミニルーター用のダイヤモンドビット↓

曲面の切削に使います。

どちらの先端工具もミニルーター用のもので、使用するミニルーターの対応しているシャフト軸サイズをよく確認してから購入してくださいね。
ネットショッピングだとサイズ感が分かりにくいのでうっかりミニじゃない電動ドリル用でかいのを買っちゃったり、ミニルーター用でも「太過ぎてはいらねぇw」という事もありえますので。


その他に必要なもの↓
防塵マスク、保護メガネは必須です。
ゼッタイ(`・ω・´)b
あとは濡らしながら削るので水、雑巾など水を拭う布、水を入れる容器。

さて、道具と材料が揃ったらいよいよ削り…なのですが、ここでひとつ問題が!



…むっちゃ粉出ます。



小麦粉くらい細かい粉がモワモワと煙のように空気中に舞い、ありとあらゆるところに白く降り積もります。
石の粉なので当然ジャリジャリします。
室内でそのまま作業するのはちょっと厳しいです。

そこで、一番安上がりな解決方法は「お外で作業する」です。
しかし、「それはちょっとスペース的にも無理だしご近所の目が。。。」という方もいらっしゃると思います。
出来れば室内で作業したいという場合には、防塵ボックスを使うという方法もあります。
こんな感じのや↓

コンパクト防塵ボックス

コンパクト防塵ボックス

  • 相田化学工業(株)
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こんな感じのです↓
防塵カバー
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ホビー作業ボックス EGH-280
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透明な箱に手を突っ込んで作業するので保護メガネは不要になりますが、粉は多少漏れますのでマスクは必要です。
鼻くそがジャリジャリになる以外にも、石によっては有害物質が含まれていたり、粉塵が肺に入って健康を害する恐れがありますので防塵マスクは必ずしましょう!
私は室内作業の時はNISSHIN(ニッシン)クリーンボックス モバイルを使用しています。
今回のブログでも登場しますよ。


この他、集塵機を使うという方法もありますが、とにかくものもっそい粉が出ますので、ネイル用やホビー用の卓上小型集塵機では太刀打ち出来ません。
集塵機を使うなら歯科技工用とか工業用とかの本格的で強力なやつが必要になりますが、そういうのはなんせ価格がお高い。。。です。
あと掃除機並みに音がうるさいです( ˘ω˘ )
機能もほとんど掃除機みたいなもんです。
なんなら紙パック式掃除機でも代用出来ます。
それでも!という方は購入を検討してみるのもアリかと思います。
ちなみにうちの集塵機ちゃんです。
(パオパオーン


さて、初回からいきなり長くなりましたが切断&手磨き前の成形までに使用する道具の紹介は以上です。
次回はいよいよドイツからやってきた青いフローライト原石を切断!断!ダン!ダンケシェーン!(ドイツ風

イリノイのチップあれこれ

今日のフローライトは、イリノイ産パープルフローライトです。

イリノイの鉱山は現在閉山しているため、フローライトの値段もお高くなる一方です。
私が加工に使っているような小さなチップも、加工できるレベルの物はほんと入手困難になってきました。
そんなものの中には、色々な形や色の個性的なチップ達もまざっていたりして楽しいんですよ。
そういう子達は、加工するよりそのままにしておいた方がいいかなーと思うので、ミニミニ標本にしたりしています(・∀・)

例えば、パイライトがいっぱい内包されているやつ。

お好きな方なら産地が一目でわかる?
小さなオイル粒入りでイリノイっぽさ満点のやつ。

加工に向くチップを選んで磨きます。
ほんと小さいんですけど頑張ります( •̀ω•́ )و

イリノイらしいパキパキの仕上り(・∀・)

枠にはめて完成!


今日のフローライトはイリノイ産のパープルフローライトでした。